受講者の声

1,海上保安庁での安全講話

講話タイトル

「業務上のトラブル・事故ゼロの実現」

~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~

 

受講者の声

  • これまでは再発防止と未然防止の概念の違いを明確に認識していなかったので、とても参考となった。運輸安全委員会の事故報告書の説明で「“原因”ではなく“現 象”です」という話があったが、今後、再発防止策を検討する上で、重要な点だと 再認識した。(当庁の事故の原因は殆ど“現象”で処理されているように思います。)
  • 未然防止の重要性については、非常に共感できました。安全管理については、業務 上、真摯に取組まなければいけない事であり、今回の講演は有意義でした。
  • 「未然防止」という言葉をあいまいに理解したまま使っていたことに、少なからず衝撃を受けました。
  • 2時間の講義でしたが、もっと深く聞きたいと感じました。
  • 今回の講習を受けて、物事の捉え方について、自分自身の考え方がひとつアップしたこ とが非常にうれしく思われました。
  • 再発防止は、犠牲の上に積み上げていく安全で、空しく感じていたが、未然防止は犠牲が伴わないことに大きなメリットを感じました。
  • あっという間に2時間が過ぎた講演で、実りある内容で、いろいろ参考になるものが たくさんありました。どうもありがとうございました。
  • 海上保安庁で事故が起きた際に講じている措置は事故の再発防止に止まり、事故の未然防止の域まで達していないことがわかりました。今後は、少しずつ未然防止に取り組んでいきたいと強く感じました。

2,品質事故から学ぶ会での基調講演 @村田製作所

講演タイトル

「品質不具合ゼロを目指して」

~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~

 


講演に対する評価

講演に対する評価

  • 特に印象に残っているのは、社外の講師(林原さん)の話で品質不具合ゼロを目指して再発防止だけでは将来のトラブル・事故を防ぐことは出来ないので、未然防止が大切であると言う事。結果論ではなく、全ての事故は「未然防止」が可能。リスクに気付いて対策、弱点を強化することが重要であり、不具合を抑制して品質不具合ゼロを目指したいと強く感じた。そのためには、製造課と協働で活動して行きたいと思います。
  • 講演では未然防止と再発防止は異なるものとあらためて気付きを得られました。水平展開までは対応しているが、未然防止までは踏み込めていませんでしたので意識して行動していきたいと思います。
  • 基調講演は非常に分かりやすく、理解し易い内容でした。
  • 基調講演は、過去の経験例などをうまく引用されて説明頂けて分かりやすく理解しやすい内容でした。『過去の振り見て、未来の振り直せ』は名言と思います。
  • 我々の取り組んでいる設備品質の取り組みに対し、リスクに気付くワザ(一般化など)多くの気付きがありました。設計者がリスク抽出力を向上し不具合を未然防止できる活動を継続して取り組んでいきたいと思っています。
  • 普段IE業務を行っており、近年は品質リスクの観点を強化してきているところだったので、参考になることが多かった。特に基調講演の失敗学やマネージメントにかかわる人間的な部分は、他の活動にも応用できる考え方で面白く聞けた
  • 基調講演の内容がデンソーから普段いわれている内容と、まったく同じ(用語まで同じ)で驚いた。デンソーからの個別要求ではなく、車載業界の一般的な共通の品質要求であることが理解できた。また、あらためてその内容を体系的にレクチャ頂けたため、あいまいなところがクリアになった。

 

3,大手食品メーカー向けグローバル研修(英語で実施)

研修タイトル

 Aiming for Zero Incident - Correct past incident and prevent future incident -

(トラブルゼロを目指す - 過去のトラブルを是正し、将来のトラブルを防ぐ -)

 

受講者の状況

アメリカ、豪州、ポルトガル、インド、台湾から計30名参加(日本人含む)。

 

受講者の声

  • 現場の大切さ、すべての活動は現場が起点であることを再認識した。また、ヒヤリハット対策が未然防止にとって、有効であることを学んだ。
  • 未然防止にとって、将来のリスクに気付くことの大切さを学んだ、
  • 根本原因(真因)追究の方法を初めて学んだ。
  • チームワークの大切さ、スタッフと現場の一体感、これが日本流なのか?
  • ミスによるトラブル発生の際、ミスの当事者だけに集中して、まわりの状況を観察していないことに気付かされた。
  • 講義の流れが論理的で、事例を多く使っているので、とても分かりやすく、すべて共感できた。
  • 良い研修になりました。違う視点から見ることができて助かりました。
  • 講師の林原さんは非常に明快で簡潔で、毎回私たち受講者全員が理解しているかどうかを確認してくれました。

 

4,日本規格協会主催、標準化と品質管理全国大会2024での講演

講演のタイトル

「未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの現場」

~ なぜ根本原因(真因)追求がうまくいかないか ~

 

講演に対する評価

受講者の声

  • 水平展開には限界あり。"一般化" して落とし込むことで「想定外を想定する」ことが究 極の未然防止であると理解しました。
  • 警視庁などの謝罪会見では、"「再発防止」に努めます" ではなく、"「未然防止」に努め ます" と宣言してほしいとのコメントが印象的だった。
  • 林原講師の講義からは、品質管理に対する並々ならぬ情熱と、長年の経験に裏打ちされた 深い洞察力がひしひしと伝わってきました。特に興味深かったのは、「なぜなぜ分析」に 対する考え方です。一つの手法に固執するのではなく、状況に応じて柔軟にアプ ローチを変えることの重要性を改めて認識しました。 
  • 未然防止について、人の心理まで考えてのアプローチはとても興味のあるものでした。
  • 事故の未然防止を多面的に捉えられており、それをわかりやすくご説明頂いたことで、腹 落ちすることができました。とくに、再発防止と未然防止を明確に区別されていたことが、 重要だと思いました。全体をとおして、心に響きました。
  • 自社がトラブルの根本原因を正しく追及できているか、改めて考えたいと思います。
  • 再発防止のさらに上を行く未然防止という考え方は参考になった。 
  • 未然防止と再発防止の違いを、言葉で明確に認識したことはありませんでした。再発防止 からの水平展開までが未然防止と考えていましたが、水平展開を超える範囲までやれることが、本当の未然防止なのだと認識できました。 
  • 真因の追究、再発防止、水平展開、未然防止や過去トラの扱いについて、日ごろ困っているので、別途ご相談させていただきたいです。

 

5,大手研修会社主催、未然防止セミナー

講演のタイトル

「品質不具合・事故ゼロを目指して - ものづくり(量産系・プロジェクト系)の未然防止とは」

~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~

 

受講者の声

  • 現場の実態を把握された上での未然防止セミナーで非常に共感できました。ご講演の多くの時間が経験に基づくエピソードで全く飽きなかったです。
  • 品質ヒヤリハット、第2ステップの説明で、根本原因の追究が重要であるということに気付かされました。
  • 「未然防止」という言葉は日頃耳にしますが、漠然としていたものが具体的になりました。有益な内容でした。
  • 印象に残ったこと ⇒ 偶然は期待できない。再現できるようなプロセス。未然防止=攻めの経営。すべての事故は未然防止が可能。事故ゼロを目指すならリスクを取らない。
  • 過去のミスの一般化と未来のミスの想定が、再発防止と未然防止であることに気付きました。
  • 未然防止の必要性と大切さを理解したので、これから、職場のチームと相談して、未然防止を進めたいと、強く感じました。

 

6,大手建設会社(ゼネコン)での未然防止セミナー

講演のタイトル

「未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの現場」

~ なぜいつもトラブル処理に追われるのか ~

 

受講者の声

  • 業務のみでなく、日常生活でも役に立つ内容だと感じました。
  • 講師の実体験に基づいて未然防止の重要さを学べたことと、未然防止を積極的に取り入れていない企業が多い実情について学べたことがよかったです。
  • 近年「再発防止の形骸化」を懸念していたので、「未然防止」という考え方はとても重要だと思いました。技術職だけでなく、事務系の部門でも参考になる考え方だと思います。
  • 3度目の受講をさせていただきました。いつも熱意のある講演に毎回感銘を受けていますが、おっしゃっている未然防止が少しずつ進化しているように感じています。
  • こういう内容の教育を全社的に行う必要があると思う。
  • 今まで、事故になっていないヒヤリハットを軽く考えていたので、これからは一つ一つしっかり対策を考えていきたい。
  • 無対策の無事故は偶然に過ぎない、というお話しがありましたが、野村克也さんの「成功に偶然の成功あり、失敗に偶然の失敗なし」は大事にしている言葉です。
  • 今まで再発防止を行ってきましたが、今回の講義を受けて、再発防止の在り方と未然防止の大切さを理解できたと思っております。同時に未然防止を行うためには時間と人員も必要だと感じました。今後の業務ですべてを同時にやることはできませんが、できる内容から業務に落とし込んでいこうと思います。
  • 講師が話すときに常に誰の意見か、どこからの引用か示しており、後に学びなおすうえで非常にありがたく感じた。
  • 未然防止の考え方の重要性と「ものづくり」「建設分野での安全」での共通点について共感を覚えた。
  • 未然防止活動の障害として、経営層の意識の欠如(取締役向けに本講義を行なうべき)。社長メッセージに「未然防止」というキーワードが出るようになれば、一気に進むと思います。
  • 協力会社イコールビジネスパートナーという考え方に共感しました。
  • ヒヤリハットの掲示板設置を会社に提案しようと思いました。
  • なぜなぜ分析の具体例については、理解できましたが、1から自分でやるとなると、難しそうだと感じました。

 

7,大手食品会社での未然防止セミナー

講演のタイトル

「未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの現場」

~ なぜ根本原因(真因)追究がうまくいかないか ~

 

受講者の声

  • 生産部門の管理者(係長)を経験していた際に、なぜなぜ分析を実施することが良くあったが、無理に深掘りする場面も多く、「対策が有効であれば、そこでなぜなぜを終わりで良い」 という考え方は共感できた。
  • 職場を超えた横のつながりの強化も必要かと思いました。また、先生のおっしゃる通り、他社・他業種に目を向ける姿勢も強化すべきかと思いました。
  • 事前に資料(特に要約版)を共有頂き、当日は理解が深まりました。
  • 災害/品質トラブル発生後、これまで緊急対応から是正処置、再発防止策は、対応してきたが、これをしっかり体系立てて、丁寧な説明であったため、非常に腹落ちがしやすく、特に、現場経験の無い入社まもない若手社員には非常に分かりやすい講義だったのではと感じた非常に有意義な講演でした。
  • なぜなぜ分析やwhat/where分析を積極的に使用して使いどころを探ってゆきたいと思いました。 安全について、作業者に実感していただくことが重要な点について、非常に共感できました。
  • 未然防止は攻めの経営というお考えに共感します。
  • What、Where 分析について直観的には良さそうだと思いましたが、具体例を想像すると、Whatで 何に着目するかについて経験やセンスが必要になりそうだと感じました。
  • 他社・他業界の失敗を自分ごと化し、将来のリスクに対する未然防止が必要であることを理解した。また、「なぜなぜ分析」や「What/Where分析」を日常業務等でも意識して行い定着させてい くことで、根本原因の早期追及につなげていく必要がある。