企業が不祥事を起こしてしまったら、社会的信用を失ったり経営状態が悪化したりと、様々なダメージを受けます。具体的に、経営におけるリスクには以下のようなものがあります。

製造物責任

企業を取り巻く賠償責任の1つです。欠陥製品で消費者が生命や身体に被害を被った場合に、製造・加工元の企業は賠償責任を負わなければいけません。

業務上過失

消費者の生命や身体に危害を加えるおそれがある行為にもかかわらず、業務に必要な注意を怠ることが業務上過失です。安全対策を怠り死傷者が出た場合には、一般の過失致傷罪や過失致死罪よりも重く、業務上過失致死傷罪に問われるケースもあります。

社員の横領・背任

社員が取引先などから回収した代金を横領したり、自らの利益を確保するために地位や役職を利用して企業に損害を与える背任行為を行ったりといったリスクもあります。

企業の不祥事の防ぎ方として、未然に防ぐという考え方は重要です。そもそも不祥事は、社員による小さなミス（ヒューマンエラー）を隠すことから始まっているケースが多く、早い段階で対処すれば取り除けることが多いのです。

そこで、【未然防止研究所】は不祥事につながる業務上のトラブルや事故を未然に防ぐという考え方・実践方法の啓蒙活動を行っており、これまでに培ってきた知見・経験をフル活用してわかりやすくお伝えしております。また、企業で起こる事例を交えてわかりやすく解説した本の出版も行っていますので、不祥事の未然防止をお考えの際は是非【未然防止研究所】へご相談ください。

未然に防ぐということは、将来のリスクを想定して対策を講じなければなりません。小さなリスクへの気付きで、業務上のトラブルや事故といった不祥事の芽を摘み取りましょう。