目標設定とプロセス評価 ~KGIとKPIを活用した未然防止活動~
(注)KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標
ビジネスにおいて目標を達成するには、最終目標(KGI)と、その達成に向けた行動指標(KPI)の設定が重要です。KGIは結果指標として組織全体の目標を示し、KPIは具体的な行動計画としてプロセスを評価します。
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1. KGIとKPIの具体例
KGI(結果目標)
- 売上を昨年度比20%アップの12億円にする
- 顧客クレームの半減(10件 → 5件)
- 誤出荷の削減(30ppm → 10ppm)
KPI(行動指標)
- 新製品の市場投入:8月までに実施
- 新規顧客開拓:毎月10社の開拓
- 再発防止策の振り返り:100%実施
- ヒヤリハット対策:70%実施
- 将来リスクの気づき件数:月ごとに報告
- 未然防止策の実施件数:定期的な改善活動
KPIを設定することで、目標達成のために何をすべきかが明確になります。
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2. 未然防止活動における運用ポイント
① 目標の具体化
KGIとKPIは数値や期限を設定し、誰もが理解できる形にします。
② プロセス評価
KPIの進捗を定期的に確認し、達成が難しい場合は改善策を検討します。
③ 現場意識の向上
KPIを通じて現場の行動を見える化し、チーム全体で協力体制を築きます。
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3. まとめ
KGIは「最終ゴール」、KPIはその達成に向けた「行動指標」です。未然防止活動においてKPIを着実に実行することで、顧客クレームや誤出荷の削減など、組織全体の質を向上させることができます。目標設定とプロセス管理を徹底し、確実な成果を目指しましょう。