消費者庁は、0~14歳までの子どもの不慮の死亡事故に関して、その発生傾向の分析結果をまとめました。事故発生現場の1位は「住居」で31%を占めていることが分かりました。なお、この分析は、平成22年から同26年までに発生した子ども(0~14歳)の不慮の事故のうち、地震など自然災害を原因とするものを除いて集計したものです。
家の中が意外と危ないということです。事故が起こってからでは取り返しがつきません。これは再発防止ではなく、徹底的に未然防止対策を実行する必要があります。小さい子どもに注意してもなかなか聞いてくれません。親の監視にも限界があります。
そこで、過去の事故事例をもとに、子どもにとって危険なところを点検してみてはどうでしょうか。次に、実際の事故事例を紹介します。
- ブラインドのひもが首に巻き付き転倒
- 子供服のフードやズボンのひもで窒息
- 幼児用カステラ、ミニトマト、ナッツ類で窒息
- 歯ブラシを口にくわえたまま転倒
- たばこや電池の誤嚥
- やわらかな寝具で窒息
- 椅子の背もたれと座面の間のすき間に頭から突っ込み、首が抜けなくなる
そのほかにも、子どもが1人やっと入りそうな狭い空間や指や手が入りそうな隙間は要注意です。危険なものや場所が見つかれば、対策は難しくありません。どんなに小さなリスクでも、それに気付くことが大切です。
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