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不慮の事故

<毎年不慮の事故死が4万人>

 まず、<図1 – 1>を見てください。これは、毎年厚生労働省が公表している「人口動態統計」のデータを使って作成しました。この図から、我が国では、過去20年にわたって毎年おおよそ4万人が不慮の事故で亡くなっていることが分かります。2011年は東日本大震災のため、約6万人が亡くなっています。


<図1-1>


https://mizenboushi.com/wp-content/uploads/2016/11/4ea7b36ceecc71655bfba8a5a36b19e8.png


 ここでいう不慮の事故とは、転倒・転落、溺死、窒息等、不意に起こる事故のことをいいます。そして、交通事故は含まれますが、自殺は含まれていません。


 一方、交通事故死は、以前1万人を超えていましたが、最近では数千人規模まで減少しています。これは、警察の取り締まりが強化されたこと、自動車メーカーの安全対策が有効に機能しているからでしょう。そして、ドライバーの安全意識が高まってきたことも大きな要因です。つまり、様々な対策や安全意識の高揚が効果を発揮していると言えます。


 (注)「交通事故の死亡者数」の統計は、警察庁によるものと厚生労働省によるもの(人口動態統計)があります。ただし、両者に統計の取り方に差があります。


 以上のことから、交通事故死を除いた、一般的な不慮の事故死は減少している傾向は見受けられません。それはなぜでしょうか。事故が起こるたびに、再発防止が叫ばれていますが、再発が止まりません。過去の教訓がうまく活かされていないように思います。


 大事故か、かすり傷程度かは、実は紙一重です。そう考えると、毎年大小の事故に遭遇している人は、4万人よりはるかに大きな数となり他人事ではありません。


不幸にして、この不慮の事故に遭遇された方々は、直前まで予測できず、突然不幸が襲ってきたわけです。読者の皆さんは、自分には関係ないと思われるかもしれません。しかし、突然事故の被害者、ひょっとしたら加害者になるかもしれません。


 交通事故死は減少しているとは言っても、まだ毎年数千人の規模で死者が出ています。再発防止が叫ばれているにもかかわらず、なぜ不慮の事故がなくならないのかと残念でなりません。自然災害を除くと、事故の原因は人間がおかすミス(ヒューマンエラー)に起因していることは、専門家の間では定説となっています。


 しかしながら、ミスによる事故やトラブルの未然防止に関して、まだまだ認知度が高まっているとは言えません。私は未然防止の大切さを世間に広めていき、事故・トラブルない社会つくりに貢献していきたいと思っています。

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